柿沼克良クリーンエネルギー研究センター教授らの論文がアメリカ化学会の学術雑誌に掲載され、表紙にも採用されました
2023年4月14日 トピックス
柿沼克良クリーンエネルギー研究センター教授とGuoyu Shi同センター特任助教の論文が、アメリカ化学会(American Chemical Society)が発行する学術雑誌「ACS OMEGA」に掲載され、表紙にも採用されました。
論文の題目は「NiFe Alloy Integrated with Amorphous/Crystalline NiFe Oxide as an Electrocatalyst for Alkaline Hydrogen and Oxygen Evolution Reactions」です。
本研究では、高活性な物質でネットワーク状の金属ナノ粒子表面を覆うことで、貴金属フリーで安価な水素製造用触媒を開発しました。従来以上の活性と耐久性も示すことから、水素製造装置(水電解システム)の発展に大きく寄与することが期待されます。
柿沼教授は、「貴金属を用いない水素製造用触媒を発見した。今回の成果をさらに発展させて、水素社会の構築に貢献したい」とコメントしています。