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おいしいワインを作るためには、原料から製品に至るまで幅広い研究が必要です。ブドウの栽培性や耐病性、酵母や乳酸菌などの微生物を使った発酵試験、ポリフェノールなどの成分分析から品質管理など、原料生産から熟成までのワイン製造技術を幅広く研究しています。卒業生は全国のワイナリーや食品会社で活躍しています。ワイン製造で身に着けた「原料から製品までを総合的に捉える能力」は、 他には類を見ない先進的な考え方をもたらします。※写真は、甲斐ワイナリー株式会社所属の窪田さおりさん(平成29年卒業)生命環境学部地域食物科学科の「ワイン科学特別コース」でワインの基礎を学び、修士課程?社会人向けの「ワイン?フロンティアリーダー養成プログラム」では、高品質ワインの製造能力や経営能力などを総合的に身に付けられます。博士課程でさらにワインを追求し、世界に羽ばたく研究者?技術者となる選択肢もあります。ワイン産業をバックアップするエクステンション活動などを行い、山梨~全国のワイナリーと強い結びつきを持つとともに、学会活動などを通じて、ワインの「知の拠点」として機能しています。さらに,平成28年に加入した”Oenoviti Inter-national”では、世界中のワイン関係大学?研究所などと協働した教育研究を展開しています。薬が世に出るまでには多くの試験をするため、時間がかかります。私たちは、日本各地から土壌や地衣類、河川の水などを集め、放線菌を分離しています。分離方法を工夫しながら数千株にも上る放線菌を集めることに成功しました。この菌株が薬になることを期待しています。放線菌は、土壌に生息する微生物のごく一部分です。土壌で放線菌は何をしているのでしょうか?有機物の分解を担っていると言われていますが、実は植物と共生していることが最近分かってきました。私たちは特別な放線菌を発見し、野菜の栽培などに施用することで、収穫増を目指します。発見されていない放線菌はまだまだたくさんいます。そんな放線菌を私たちは丁寧に見つけ、詳しく分析を行います。これまでに新属や新種といった新規な微生物を発見し、名前をつけています。甲府キャンパス近くの武田神社のお堀や、街路樹に付着している地衣類など、意外な場所から新種が見つかることもあります。放線菌を探すことは誰かを助けることかもしれない。私たちはそんな気持ちで日本はもとより海外にも足を運び、放線菌を探し続けています。ミャンマーは、熱帯やサバンナなどの気候を有し、生態系が日本とはかなり異なります。微生物探索が未開拓なことから、新たな発見が期待されます。APPLIED MICROBIOLOGYWINE SCIENCE
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