平成29年度日本学生支援機構優秀学生顕彰で医学部医学科6年の古谷 智さんが「大賞」を受賞
2018年2月9日 トピックス
平成29年12月9日(土)、アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)にて、「平成29年度独立行政法人日本学生支援機構優秀学生顕彰表彰式」が開催され、医学部医学科6年の古谷 智さん(生化学講座第2教室所属)が学術分野において「大賞」を受賞しました。
この顕彰は、経済的理由により修学に困難がありつつも優れた業績を挙げた学生?生徒に対して支援を行い、21世紀を担う人材を育成することを目的として実施されています。
古谷さんの業績は「がんの悪化を促進するSnail(上皮間葉転換関連転写因子)の減少による細胞老化の研究」です。がん分子細胞生物学において細胞老化現象に着目し、分子機構の一部解明に成功したもので、国際的な学術誌であるFEBS Open Bio誌への論文掲載や、文部科学省主催の学生研究成果発表会「サイエンス?インカレ」での発表が評価されました。
実験の指導にあたった齋藤正夫 医学教育センター教授は 「古谷さんの研究結果は、今後のがん?細胞老化研究を更に発展させうるものです」と述べています。