島 弘幸 生命環境学部准教授が「平成29年度土木学会論文賞」を受賞
2018年6月13日 トピックス
平成30年6月8日(金)、ホテルメトロポリタンエドモンド(東京都千代田区)で開催された(公社)土木学会主催「平成30年度定時総会」において、島 弘幸 生命環境学部准教授が「平成29年度 土木学会論文賞」を受賞しました。(井上昭夫 熊本県立大学教授及び佐藤太裕 北海道大学准教授との共同受賞)
この賞は、土木学会の刊行物に論文を発表し、独創的な業績を挙げ、土木工学の進歩?発展に顕著な貢献をなしたと認められる論文の著者に授与される賞です。賞設立以来100年近い歴史を有する、土木分野の中で最も権威のある賞の1つです。
受賞題名は「竹の節?組織構造が織り成す円筒体としての合理的な構造特性の理論的解明」で、中空の竹が節と特異な組織構造をもつことにより、少ない材料で巧妙に力学的特性を最適化していることを実証しました。構造力学、物理学、森林科学の異分野をまたぐ融合研究であることと、竹の構造を模倣した軽量高強度材料開発の可能性を示したことが高く評価され、今回の受賞に至りました。
島准教授は「伝統ある素晴らしい賞を賜り、大変光栄に思います。今後とも学生たちに胸を張った研究教育指導ができるよう、日々精進してまいります」と述べています。