博士課程1年の柿澤優さんが「グランド再生可能エネルギー2018国際会議」でベストポスターセッションアワードを受賞

2018年8月9日 トピックス

平成30年6月17日(日)~22日(金)、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された、「グランド再生可能エネルギー2018国際会議」(主催:同会議組織委員会)において、大学院博士課程工学専攻エネルギー物質科学コース1年の柿澤優さん(指導教員:犬飼潤治 クリーンエネルギー研究センター教授)が、Hydrogen & Fuel Cell分野でベストポスターセッション賞を受賞しました。

 発表題目は「Voltage oscillation analyzed by operando monitoring of oxygen partial pressure inside running polymer electrolyte duel cell」です。本研究では、固体高分子形燃料電池における振動現象におけるカソードガス流量と電流密度依存性を詳細に解析し、本学で開発されたoperando解析装置を用いてガス拡散層内の酸素分圧を計測することによって、振動現象のメカニズムを明らかにしました。今回の受賞は、学術的な価値の高さ、産業への直接的な寄与の大きさと共に、質の高い質疑応答が評価されたものです。

 柿澤さんは「このような素晴らしい賞をいただき、大変光栄に思います。この賞を励みに、今後更なる成果を上げられるよう、一層研究に取り組んでいきます。ご指導いただいた犬飼教授、飯山明裕 燃料電池ナノ材料研究センター長、内田裕之 クリーンエネルギー研究センター長など、研究室の皆様に心から感謝申し上げます」と話しています。

 グランド再生可能エネルギー2018国際会議HP