修士課程2年の波切堅太郎さんらが応用物理学会でPoster Awardを受賞
2018年10月25日 トピックス
平成30年9月18日(火)~21日(金)、名古屋国際会議場(愛知県名古屋市)で開催された(公社)応用物理学会主催「第79回秋季学術講演会」において、大学院修士課程工学専攻電気電子工学コース2年の波切堅太郎さん、鈴木雅視 工学部特任助教、垣尾省司 工学部教授(波切さんの指導教員)が、Poster Awardを受賞しました。
本賞は、同講演会において、応用物理学の発展に貢献しうる優秀なポスター講演を行った会員を表彰し、その成果を称えることを目的とするもので、今回は約1,000件のポスター講演のうち、21件が選出されました。
受賞テーマは「LN/水晶接合構造上の縦型リーキーSAWを用いた音響光学変調素子」です。異種材料接合構造を用いて弾性波エネルギーの表面集中を図ることにより、従来音響光学変調素子への適用が困難であった縦型リーキー弾性表面波(SAW)を低い駆動電圧で適用可能とし、変調光がもつシフト周波数の高周波化を実現した研究成果を報告したもので、光距離計測の高精度化を図る技術として期待されています。
第一著者として講演した波切さんは、「名誉ある賞をいただき、身に余る光栄です。ご指導いただいた垣尾教授をはじめ、日々の研究活動を支えていただいた研究室の皆様に深く感謝します。今後、就職先で本研究に関わる業界に携わることを予定しており、受賞を糧にこの分野の発展に貢献できるように日々精進してまいります」と述べています。