博士課程3年の中込亮さんが(一社)日本光学会ナノオプティクス研究グループ主催「第25回研究討論会」でナノオプティクス賞を受賞
2019年2月15日 トピックス
2018年11月20日(火)~21日(水)、徳島大学常三島キャンパス(徳島県徳島市)で開催された(一社)日本光学会ナノオプティクス研究グループ主催「第25回研究討論会」において、大学院博士課程機能材料システム工学専攻3年の中込 亮さん(指導教員:堀裕和 工学部教授)がナノオプティクス賞を受賞しました。
この賞は、同討論会において優れた発表をした若手研究者に授与されるものです。
発表題目は「フォトクロミック結晶への近接場光励起によるナノ光異性化」です。フォトクロミック結晶とは、光を当てることで無色から着色状態に変化し、別の光を当てることで無色に戻る分子結晶のことで、本研究では、この結晶にナノメートルスケールの光を当て、ナノ光メモリーとしての基本特性を明らかにし、パターン状に光記憶をさせた場合の特異な消去プロセスを測定しました。これにより、ナノメートルスケールでの光と物質の相互作用で高度な計算をする光知能デバイスの実現が期待されます。
受賞した中込さんは「今回の受賞を励みに、今後さらに研究を進め、より良い研究成果が出せるよう努めます」と述べています。
なお、この研究成果は、イギリスの科学誌?サイエンティフィックレポート誌にも掲載されました。
(一社)日本光学会ナノオプティクス研究グループHP
サイエンティフィックレポート誌 論文掲載ページ