講演会「人をお世話するという生き方」を開催

2015年12月1日 トピックス

 平成27年11月13日(金)、医学部キャンパスにおいて、淀川キリスト教病院 緩和医療内科主任部長の池永 昌之先生をお招きし、「人をお世話するという生き方」と題した講演会を開催しました。

 この講演会は、附属図書館医学分館内に常設されている「生と死のコーナー」の関連行事(平成27年度附属図書館医学分館地域貢献事業)として実施されたもので、当日は医学生、教職員、地域の医療関係者、一般の方など約180名が聴講しました。

 講演では、池永先生が緩和医療の現場に長く携わってきた経験から、末期患者さんの苦悩の構造を解き明かし、「相手がわかってもらえたと思えるような言葉かけとは」、「話をきいてもらうこととは」、「患者さんの苦悩に寄り添うとは」などの内容でお話しいただき、人のお世話になること、お世話をすることについて、参加者にわかりやすい言葉で語りかけました。

 最後にマザーテレサの言葉「人をケアするという生き方:人をケアするという職業を仕事として選んだのではなく、生き方として選んだのだと思いなさい」の紹介で講演を結びました。

 参加者からは、多くのメッセージが寄せられ、「人の死について考えることの大切さを知った。(本学学生)」「“緩和ケア”の場からのメッセージは、実は自分の生き方を問うことにもつながる。(本学教職員)」「わかりやすい言葉の講演であったが、深い意味のある内容であった。(学外の方)」などの感想がありました。