内田誠水素?燃料電池ナノ材料研究センター教授らの論文が米国化学会の学術誌に掲載され、Supplementary Cover Artにも採用されました
2024年5月21日 トピックス
内田誠水素?燃料電池ナノ材料研究センター教授らの学術論文が、米国化学会(American Chemical Society)が発行する学術雑誌「ACS Applied Energy Materials」に掲載され、グラフィカルアブストラクト(論文の図解抄録)がSupplementary Cover Artに採用されました(T. Hirai et al., ACS Applied Energy Materials 2024, 7 (9), 3806-3823)。
論文のタイトルは「Effects of Humidity and Produced Water on Specific Adsorption of High Oxygen Permeability Ionomers Composed Entirely of Cyclic Monomers on Cathode Performance for Polymer Electrolyte Fuel Cells」です。固体高分子形燃料電池における触媒層に一次構造が全て環状モノマーから形成される新開発の高酸素透過性アイオノマーを適用することにより、酸素透過性向上および触媒活性向上に関する重要な知見が、本学大学院医工農学総合教育部博士課程3年の平居丈嗣さん(AGC株式会社からの社会人博士課程)等との研究により、NEDOの支援のもと得られました。この研究により、高負荷?低加湿といった厳しい作動条件における燃料電池性能の飛躍的な向上が期待されます。