工学部応用化学科の上野慎太郎特任助教が第41回応用物理学会講演奨励賞を受賞

2017年3月31日 トピックス

 平成29年3月14日(火)から17日(金)、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催された第64回応用物理学会春季学術講演会において、工学部応用化学科の上野慎太郎特任助教が「第41回(平成28年秋季)応用物理学会講演奨励賞」の表彰を受け、同学会にて受賞講演を行いました。

 本賞は、優秀な発表を行った若手研究者に授与され、その功績を称えるとともに研究の発展を奨励するもので、平成28年9月13日(火)から16日(金)、朱鷺メッセ(新潟県新潟市)で開催された第77回応用物理学会秋季学術講演会において受賞しました。

 受賞テーマは「低温プロセスによる導電体/絶縁体ファインコンポジットの開発」です。
 従来のセラミックキャパシタの大容量化を目的とした、卑金属と絶縁体、或いは導電性酸化物と絶縁体から構成される粒界絶縁型複合セラミックキャパシタの開発に成功したことと、構造の微細化により電気特性の大幅な改善を達成した成果について報告しました。

 受賞した上野特任助教は、「この度は当該学会において大変名誉ある賞を頂戴することができ、大変うれしく思います。本賞は、これまでの研究成果に対してのみならず、将来の研究の発展に期待を込めて贈られたと考えておりますので、今後より一層真摯に研究に取り組み、科学の発展へ貢献していければと思っております。また、本研究成果は多くの方々の研究支援のもと行われたものでありますので、関係者の皆様にはこの場をお借り致しまして御礼申し上げます」と述べています。